お知らせ

シニア期のケアについて

近年、獣医療の発展、飼育環境の改善、予防医療の普及、フードの品質向上などによりワンちゃん、ネコちゃんの平均寿命は年々伸びてきています。ワンちゃん、ネコちゃんの平均寿命はおおよそ14~15歳と言われていますが、最近では20歳近くの高齢ネコちゃんも珍しくないと感じます。

一緒に生活しているとついつい忘れがちになってしまいますが、我々人間と同じように老化現象はワンちゃん、ネコちゃんにも必ず起こります。その老化現象が始まるのは7~8歳と言われており、10歳を超えたあたりで見た目の変化や行動に変化が現れる場合があります。

・お散歩であまり歩かなくなった、すぐに疲れるようになった

・寝ている時間が増えた

・あまり遊ばなくなった

・家族が帰宅した時に出迎えに来なくなった

・反応や日常の動作が鈍くなった

・高い所に登らなくなった

・階段の上り下りをしなくなった

・毛づくろいをしなくなった、少なくなった

・毛艶がなくなってきた

・物にぶつかることが多くなった

・夜鳴きをするようになった

・体に何か出来物がある

上記は一例ですがこれらの所見は高齢化のサインとして日常生活で認められることがあります。これらの症状は高齢化のみでなく何らかの疾患による場合も考えられます。

また、加齢に伴い代謝効率が低下することにより肥満、かかりやすい疾患が増えてきます。

高齢になると様々な病気になりやすくなる、と言うとイメージしやすいと思いますが生きていく上で加齢とは避けて通れない道であるため、元気で健康な状態を維持していくことが重要になります。

日常的な食事バランス、体重管理や適切な運動に加え、ワンちゃん、ネコちゃんの日々の行動に変化が無いか、体にできものが無いかなど、普段と違うことや気になることがあれば早めに動物病院に通院することをお勧めします。

当院ではシニア期のワンちゃん、ネコちゃんの日々の暮らしのサポートを積極的に行っております。食事生活のご相談や、生活スタイルのご相談、また認知機能の低下に対するご相談なども行っております。これらのケア、サポートは早めに気がついて対応することが重要のため何か気になることがありましたらご連絡ください。


ページトップ